志水
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新人
新人セラピスト

肩関節周囲炎ってよくわかんないな?
五十肩となにが違うんだろう?

こんな疑問をもったことってありませんか?
僕は新人の頃から数年間、いろいろ文献を読み漁りましたが
結局、自分が納得のいく結論はでませんでした。

 

ただ、最近になって自分なりに腑に落ちるような
論文にであったのでみなさんと共有したいと思います。

 

そして、それは次のような
方たちにとって有益な情報だと思います。

 

 

この記事をオススメする人

🔻肩関節について苦手意識を持っている人
🔻肩関節の勉強をし始めた人
🔻新人セラピスト

 

 

この記事を読むと…

❍肩関節周囲炎に対しての基礎知識を習得する
❍患者さんや新人さんに対して肩関節周囲炎についての基礎知識を説明できる
❍肩に詳しくない先輩セラピストに、「肩関節周囲炎って知ってる?」って聞かれた時に自信満々に答えれる(笑)


具体的な記事に内容はこちら👇

記事の内容

◎肩関節周囲炎の定義

◎肩関節周囲炎の歴史

 


で、今回の記事では
理学療法ガイドラインであるこちらの文献を参考にしたので、
原文を読みたい方はどうぞ。



"無料"なので一度は目を通すことをオススメします。

肩関節周囲炎ってなに?五十肩となにが違う?

最初に結論からお話しますと…

肩関節周囲炎も五十肩も"同じ"意味で使われています。

で、肩関節周囲炎の定義はこちらです


なにかしらの関節内炎症によって肩関節に強い痛みを生じ,次第に肩関節の可動域制限が生じていく後に,疾痛が軽減し て拘縮だけが残り,そして拘縮も経過とともに改善していく

出典:村木孝行. (2016). 肩関節周囲炎 理学療法診療ガイドライン. 理学療法学, 43(1), 67–72.

簡単にいうと

炎症が起きて,肩が痛くなった後に
動きも悪くなるけど,徐々に痛みも動きも良くなり,治る

こんな感じです。

細かい文章は覚えなくても
患者さんやクライアントに伝えるときは
わかりやすいほうが良いので、簡単でいいと思います

ちなみに
この肩関節周囲炎の特徴ですが

炎症(痛い)→硬い→治る

といった病期(phase:フェイズ)があります。

全員が全員,これを辿るかどうかはなんとも言えないですが
多くの人がこのような順で進行していきます。

ですので,初期症状時にに介入できた時…

セラピスト:「あれ?全然症状強くないからすぐリハビリ終わるな〜」

なんて悠長に構えていると

患者:「なんか肩がどんどん痛くなってきて、動きも悪くなってきたんだけど…」

セラピスト」「えっ、ホントですか💦(どうしよう(;_;))」

なんてことにもなりかねません。

また、この時期の介入については今後記事をかきますね。

肩関節周囲炎の歴史

この肩関節周囲炎のはじまりは"五十肩"なんです

といのも、この五十肩という名称が使われ始めたのは

「江戸時代」からで、この起源を少しだけ説明します

江戸時代(1797年)に発行された当時の俗語(流行語)に焦点を当てた俚言集覧(りげんしゅうらん)という書物にこうかかれていたそうです

「凡、人 五十歳ばかりの時、手腕、骨節痛むことあり、程すぐ れば薬せずして癒ゆるものなり、俗に之を五十腕とも五十肩ともいう。また長命病という」

つまり、「年を取れば肩も痛くなるだろう」的なメチャクチャ適当にいわれていたやつが
なぜか今も引き継がれているっていうわけです。

そしてそれを医師も使うからもうわけわかんないですよね。

ちなみに、肩関節の専門医が集まる
肩関節学会では数年から「五十肩っていう名称を使うのやめよう!」

みたいな感じで働きかけていましたが…

世間に浸透してしまってるから、なかなか難しいですよね。

それに、医師も
患者さんに説明する時に「五十肩」って言っておけば楽ですしね・ω・

で、「肩関節周囲炎」という言葉ですが

日本においてその名を診断名として使い始めたのは
信原先生であると思います。(いろいろ調べたけど、確実かわかりません(;_;))

そして信原先生は

肩関節周囲炎を「広義」と「狭義」に分け
「肩関節周囲炎」という曖昧な診断をカテゴライズしています。

こんな感じです。

「もっと詳しく知りたい」あと「肩好きな人」は、
こちらの書籍が信原先生の書いているものになりますので、
書店等で中を見て良ければ買ってもいいかもしれません^_^
ただ、ちょっと高いのでよく検討して下さいね

数年前まで僕はこの信原先生が提唱していた分類を《肩関節の定義》として
把握していましたが、

数年前からは,信原先生が「狭義の周囲炎」と分類していた
"いわゆる五十肩"を肩関節周囲炎として扱っていることを知りました。

いつの間に??

という感じはありましたが、
これはおそらく

 

広義の周囲炎に含まれていたものが
画像診断の発達によりかなり正確にわかるようになったから

だと思います。

さきほどのスライドで示していた"広義"に含まれていたもののほとんどが
「器質的」な損傷があることがわかるかと思います。

こういった組織に器質的な異常においては
MRI,CT,エコーで診断が可能になっています。

ですので、広義の肩関節周囲炎といった表現を今では用いなくなり

狭義の肩関節周囲炎だった,
いわゆる五十肩=肩関節周囲炎


ということになっています。

 

ですので、
以前の分類で覚えていた人は
一度整理したほうがいいかもしれません。

 

※最初に紹介した論文でも,そのように扱われているので、興味のあるひとは読んでみて下さい。

 

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